「東山のボードに乗ると別れる・・・」
愛知県民の大半が知っているこのジンクス。
実はこのジンクスにはきちんとした由来があるのです。
江戸時代後期の「尾張千夜噺」という読本に書かれている竜にまつわる伝説、「上池竜の忘れ水」というお話です。
昔、上池には竜が住んでいて、小さな社も有りました。
ある年、この社に母の病気が治るようにとお参りをする娘がいました。
しかし、願いは叶うことなく娘の母は亡くなってしまいました。
その娘の悲しみは尋常なものでなく、不憫に思った竜神は、娘に忘れ水という霊水を与えました。
この水の力により、娘は悲しみを忘れる事ができました。<江戸時代後期「尾張千夜噺」より>
どうやら、後々に伝説の内容が変化して、
「悲しみを忘れるから人間関係を忘れる」、「縁を切る」へ変わってしまったらしいのです。
話題のパワースポット「上池竜の忘れ水」
上池竜の伝説にモチーフとしたモニュメントが、2010年、東山スカイタワー5階の展望室に誕生しました。
今では、年間8,000名以上の方が来場される話題のパワースポットとなっております。
なかには、「願いごとが叶った」「災難を乗り越えられた」と再び足を運ばれる方もいらっしゃいます。
水溶け短冊を竜の水鉢に
展望室で販売している短冊(おみくじ付200円)に、忘れたいことや願い事などを書いて、竜の水鉢に入れてみてください。
数秒で紙が溶けてなくなってしまいます!
東山スカイタワーでは、レストランでプロポーズをされた方やウェディングパーティをされた新郎新婦さんなどにも、「新たなスタート」のセレモニーとしてもご利用頂いております。
皆さんも、是非お試しくださいね!